水害対策で田んぼダム 眠る公有財産 活用早期に 初当選の市原淳・茂原市長 【インタビュー】

 4月の茂原市長選で初当選し、5月に就任した市原淳市長(47)が千葉日報社のインタビューに応じ、公約の進ちょく状況や展望を語った。

 -市の一番の課題としていた水害対策の状況は

 「県が田んぼダムの取り組み拡大に向け(必要な材料費を補助する)支援事業を行っているので、6月定例市議会で予算化した。できればこの後も(県の支援事業を)使いたい」

 「(豪雨災害が)激甚化しているので、河川の周囲に(洪水時に水を一時的にためる)遊水池や親水公園といった施設をもう少し造っておいた方が良いのではないかと考えている。(一宮川水系は)特定都市河川に指定されたので国の援助が受けやすいと思う。河川周囲にある市の公有地を洗い出している」

 -台風7号が接近した8月15日には土砂災害警戒区域と浸水想定区域に避難指示を発令した。今後も台風シーズンは続く

 「高齢者や支援が必要な方の避難を第一優先に考えた時に、 ・・・

【残り 576文字】



  • Xでポストする
  • LINEで送る