【オルロージュ】(260) 小川哲・作 岡野賢介・画

 ◆第二十七章 後藤(ごとう)桜樹(おうき)(1)
  
「ちょうど私も話がしたかったの」

 予約していた居酒屋で、乾杯のビールを飲みながら上原(うえはら)さんがそう言った。

【残り 794文字、写真 1 枚】



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