「野田市でキツネを発見」。６月上旬、双方向型調査企画「ちば特（千葉日報特報部）」にこんなメッセージが寄せられた。送られた動画には、茶色っぽい四つ足の生き物が砂利道をさっそうと歩く姿が映っていた。猫にもタヌキにも見えないが、一体これは何の生き物か、キツネだとしたら千葉県には生息しているのかー。情報提供者と専門家に詳しく聞いた。（「ちば特」取材班　町香菜美）

◆ランニング中に変わった生き物

　動画を送ってくれたのは、野田市の準社員、栗山直子さん（４０）。６月４日の午前５時ごろに野田市と流山市の市境の江戸川沿いで撮影したそうだ。栗山さんは週３、４日ほど、出勤前の早朝に自宅近くの江戸川沿いを約１２キロランニングしている。この日もいつも通り川沿いを走っていた。

　「あれ、何かいるな」

　遠い土手の下に、生き物が走っているのが見えた。これまでも　・・・

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