2024年6月27日 05:00 | 有料記事

八街市教委の実証事業「親子交通安全教室」では、見通しの悪い丁字路交差点を想定して児童が横断歩道の正しい渡り方を学び、実際の通学風景とも比較して指導効果を確かめた=2023年10月、八街北小の体育館
八街市内の通学路で飲酒運転のトラックが下校中の小学生5人を死傷させた2021年6月の事故から28日で3年となる。「二度と繰り返させない」-。同市が充実させる交通安全教育や、スクールバスの対策など現状を追った。(佐倉支局・池田和弘)
事故から3年となるのを前にした13日、八街市役所で開かれた通学路の対策の現状を報告する市教委の記者会見。浅尾智康教育長は事故を機に安全確保を急ピッチで進めた一方、一部箇所は対策完了に時間を要するという実態も明かした。
市教委だけでは対応しきれない状況を踏まえ、浅尾教育長は「それでも子どもたちは毎日通学している」と述べ、「ハード面」の整備をカバーする「ソフト面」の重要性 ・・・
【残り 961文字】