猛暑、ペットも熱中症注意 犬や猫、室内飼いでも危険が 室温管理、判断の「鍵」用意を 千葉県内獣医師に対策聞く

首を冷やすのも体温を下げるには効果的と説明する井本獣医師=千葉市稲毛区の動物クリニック
首を冷やすのも体温を下げるには効果的と説明する井本獣医師=千葉市稲毛区の動物クリニック
ペット自身は室温管理ができない。室内飼いでも熱中症に注意が必要だ
ペット自身は室温管理ができない。室内飼いでも熱中症に注意が必要だ

 千葉県内では6月に入ってから30度を超える真夏日が既に観測され、熱中症に警戒が必要だ。熱中症にかかるのは人間だけではない。県も昨年からホームーページ上でペットの熱中症について注意を呼びかけている。今月は動物の正しい飼い方推進月間。愛するペットと酷暑を乗り越えるためにはどうしたら良いのか。井本稲毛動物クリニック(千葉市稲毛区)の井本暁獣医師(41)=県獣医師会所属=に動物の熱中症対策のポイントを聞いた。

 熱中症というと、散歩時など屋外でかかるイメージが強いが、井本獣医師は「室内飼いで熱中症になるケースが多く、注意が必要だ」と指摘する。犬や猫は体毛に覆われ汗腺が少なく、汗をかくのは主に足の裏だけ。汗腺が多くて全身から汗を出せる人間よりも熱中症にかかりやすい。そのため、人間の体感適温に合わせると、動物にとって過ごしづらい場合もある。

 井本獣医師によると、犬や猫にとって理想的 ・・・

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