2024年3月8日 09:00 | 無料公開

中央学院が選抜高校野球大会への出場を決めた。甲子園は春夏と出場した2018年以来。県の頂点と聖地への切符を奪冠したチームの軌跡をたどる。
秋の関東制覇を掲げた新チームの船出は不安定だった。主将に決まった中村研心、颯佐心汰ら複数の主力が残り戦力は十分ながら、練習試合で思うように白星が伸びない。チームとして一体感がなく「関東にもいけるレベルではない─。
勝てば選抜高校野球大会出場がほぼ「当確」となる関東大会準々決勝。高崎健康福祉大高崎(群馬)と相まみえた。最大の鍵は、中学時代に日本代表にも選ばれた相手左腕エースの攻略だった─。
中央学院の持ち味は機動力。30メートル走3秒68でチーム一の俊足、颯佐心汰を筆頭に脚力のある選手がそろう。昨年秋の関東大会初戦は5盗塁を決めた。相馬幸樹監督は「全国屈指の手応えがある」と評価する─。