明治洋風建築の風格 2度移築経て、地域振興の場へ 旧学習院初等科正堂(成田・栄) 【ふさの国探宝】

 日本の伝統的な木造平屋建てに洋風建築技術を生かし、和洋折衷の魅力が光る国重要文化財の旧学習院初等科正堂。明治32(1899)年に東京に建てられ、2度の移築を経て今は成田市と栄町の境に位置する。県150周年記念事業の会場にも選ばれ、地域振興の拠点として期待されている。

 広い芝生に落ち着いた趣を持って建つ国重要文化財の旧学習院初等科正堂。成田市大竹と栄町龍角寺の境にある。明治32(1899)年、東京市 ・・・

【残り 1191文字、写真 2 枚】



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