民主政権「独自性失う」 課題残すも野党共闘は成果 【共産党志位和夫議長 回想・委員長在任23年】(下)

街頭演説をする日本共産党の志位和夫委員長(当時)=2023年4月、JR本八幡駅
街頭演説をする日本共産党の志位和夫委員長(当時)=2023年4月、JR本八幡駅
共産党志位和夫議長(共同)
共産党志位和夫議長(共同)

 共産党の志位和夫議長(69)=比例南関東、10期=が委員長に在任した約23年間を振り返る千葉日報社の単独インタビュー。民主党政権の終焉(しゅうえん)を「原発再稼働や消費税増税を進め、自民との違いがなくなってしまった」と原因を分析した。一方で、2015年の安保法制成立を機に推進する野党共闘については「課題も残しているが、たしかな成果を過小評価すべきでない」と主張した。

 -2009年には民主が政権交代を果たした。

 「民主政権ができて、是々非々の『建設的野党』で対応すると表明した。子ども手当(現児童手当)創設などは、賛成して協力する立場を取った。民主政権が全部悪かったとするのは、誤りだ」

 「だが、菅政権、野田政権と続くにつれ、消費税増税や原発の再稼働を進め、自民と違いがなくな ・・・

【残り 545文字】



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