2024年1月26日 05:00 | 有料記事

近くの工場で揚げられた唐揚げを乗せだしにこだわったつゆをかける=我孫子市

弥生軒の唐揚そば
「げんこつそば」とも呼ばれる特大唐揚げが乗ったそばが名物の立ち食いそば店が我孫子市にある。1928年から我孫子駅で駅弁を販売していた「弥生軒」が、姿を変えながら今も地元住民のおなかを満たし続けている。
名物「唐揚そば」は490円で、唐揚げを2個乗せると660円。これでもコロナ禍などを経て、値上げしたという。券売機で購入した食券を手渡すと、ささっと盛り付けられ、1分もたたずにそばが出てきた。
弥生軒は、そば、つゆ、揚げ物の全てが自家製というこだわりを持っている。つゆは高知県直送のかつお節をふかして削り、だしを取っている。強みは自社工場が我孫子駅のすぐ近くにあること。1日1300~1500個の唐揚げが売れるが、できるだけ揚げたてを食べてもらおうと、手間はかかるが少しずつ店舗に届けている。
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