2024年1月18日 05:00 | 有料記事

豚骨スープの中に器をはみ出て盛られたスペアリブが目を引く「ぽんリブラーメン」を紹介するぽんこつ亭店主の桜井さん=成田市

喫茶店だった店舗をラーメン店に改修したため、レトロな雰囲気が漂う
成田山新勝寺の裏門から北に約700メートルの成田市土屋に店を構える。客層はインスタグラムの情報や口コミを頼りに訪れた成田空港の従業員や外国人観光客、地元住民などさまざま。店主の桜井昌紀さん(56)は常連客が来店すると「お帰りなさい」と声をかける。一人暮らしの客も多く、「自宅に帰ってきたような店の雰囲気作り」を大切にしている。
提供するのは「成田では専門の個人店がほとんどない」という豚骨ラーメン。開業はおよそ15年前だ。福島県に生まれ、20代後半から40歳手前にかけて両親が営む中華店で腕を磨いた。「独立前からラーメンの味は確立していた」と自信を持つ。
中国のホテルや東京都内、県内 ・・・
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