2023年7月1日 05:00 | 有料記事

1年夏からベンチ入りする市船橋の上林=船橋市

昨夏の甲子園を経験も出場はなし。「今度はグラウンドに立って試合したい」。
130人を超える部員が激しく切磋琢磨(せっさたくま)する中で、市船橋の2年生、上林武蔵は入学直後から頭角を現した。頂点に立った昨夏県大会は背番号12でベンチ入り。秋から定位置をつかんだ。「力のある選手が集まっている。気が抜けないが、自分に何ができるかを考えて役割をこなしている」と充実の日々を過ごす。
強みは視野の広さ。試合の流れや相手ベンチの雰囲気の変化を敏感に察知し、攻撃の先を読む。3年生も参加するミーティングでは先陣を切って発言するなど責任感も強い。OBで就任3年目の海上雄大監督は「冷静にチームを見られる。観察力や客観性もある」と評価する。 ・・・
【残り 477文字】