配球の妙で存在感 投手の100%以上抽出 綿引大晟(成田) 【マスク越しの視線 主役は捕手】(1)

2年生ながら伝統校で扇の要を務める綿引=成田市内
2年生ながら伝統校で扇の要を務める綿引=成田市内
打撃の感覚を確認する綿引
打撃の感覚を確認する綿引

 「先発マスクを手放す気はない」。負傷した先輩レギュラーの長期離脱で巡ってきたチャンスだったが、練習試合での存在感は日に日に増している。成田2年の綿引大晟。グラウンドに立てば、174センチ、79キロの体が見た目以上に大きく、どっしりと見える。

 小学2年で野球を始めた時から捕手一筋。小学生時代には地元・松戸市の選抜チームで主将を務め、中学時代はボーイズリーグの強豪「松戸中央ボーイズ」で腕を磨いた。高校は「守備からリズムをつくる成田の野球がやりたかったから」と自ら進路を決めた。

 「ピ ・・・

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