【魂の歌を】(250) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第10章 真実の歌(8)

 ジュンの声が重く耳を打つ。

「普段はあんなことをするような子じゃないんですよ」

 あの日の怒りがぶり返したらしく、イゾウの声が悔しげに震えた。


【残り 817文字、写真 1 枚】



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