【魂の歌を】(238) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第9章 事件の変転(19)

 二分も待たずに、小川管理部長が小走りで応接室へ駆けつけた。彼はパステル・ブルーの制服に身を包んでいた。

「わざわざおいでいただけるとは思ってもいません ・・・

【残り 809文字、写真 1 枚】



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