瑠璃色の背が歌人魅了 ルリビタキ 成田篤彦 【房総の草木虫魚】 (394)

ルリビタキのオス 耕地でエサを捕る スズメ目ヒタキ科 全長約14センチ。シベリア~カムチャッカにかけて、ユーラシア大陸の亜寒帯地域で繁殖。日本、台湾、東南アジアなどに渡り、越冬=2008年1月21日、木更津市(成田篤彦撮影)
ルリビタキのオス 耕地でエサを捕る スズメ目ヒタキ科 全長約14センチ。シベリア~カムチャッカにかけて、ユーラシア大陸の亜寒帯地域で繁殖。日本、台湾、東南アジアなどに渡り、越冬=2008年1月21日、木更津市(成田篤彦撮影)
ルリビタキの若オス 県内では主に11月~翌年4月に見られる。クタクタ、グック、ヒンクタなどの方言がある(川名興1969千葉県の動物方言第1報自費出版)=2007年12月10日、木更津市(成田篤彦撮影)
ルリビタキの若オス 県内では主に11月~翌年4月に見られる。クタクタ、グック、ヒンクタなどの方言がある(川名興1969千葉県の動物方言第1報自費出版)=2007年12月10日、木更津市(成田篤彦撮影)

 師走の山里、夕闇が迫る頃、「ピィ、ピィ、ヒッ」と鋭く、しかし、もの悲しげな鳴き声が、雑木林の藪から聞こえてきた。「ジョウビタキの地鳴き?」と樹に寄りかかり、一休みするとスズメ大の薄茶色の小鳥が一羽、背丈よりやや高い枝で私を見ている。「ジョウビタキのメス?」とシャッター ・・・

【残り 1202文字】



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