【魂の歌を】(122) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第五章 明かされる過去 (23)

 イゾウは言葉を返さなかった。迷っているのだろう。大人たちに裏切られてきた過去を今なお恨んでいるとも考えられる。

 修は声に力をこめた。
【残り 803文字、写真 1 枚】



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